こんにちは!Farmers Clip料理担当のこみみです。
わたしは、GW中に成し遂げたい目標を立てていました。
それは「納得のゆくフランスパンを焼く!」というものです。
フランスパンとは本当に奥が深いパンです。
ハードな見た目とは裏腹に、とっても繊細でデリケートな生きものなのです。
これまで何度失敗し、ラスクにして食べる羽目になったことでしょう。(遠い目…)
わたしはパン職人ではなく一介の主婦なので、ネットで探したレシピや動画で独学していくスタイルです。
材料も近くのスーパーで手に入る安価なものしか使っていないので、本職の方の焼くフランスパンには到底かなわないことは承知しています。
ですが、その条件の下でできる最大限の努力で納得のゆく仕上がりにしたい、というのがわたしの目標です。
おいしいフランスパンの条件。
それはパリッパリの皮と、ふわふわとムチムチを兼ね備えた質感の内部、そしてたっぷりと気泡が入っていること。
気泡が入るということは、生地が最高の状態になっている証だそうです。
クープと呼ばれる、表面に入れた切り込みの美しい開き具合や、エッジと呼ばれる、表面にできる高低差もポイントです。
そんなフランスパンを目指して、わたしはこのGWに4日間連続のフランスパン修行を敢行しました。
1,2日目はおそろしく失敗しました。
写真に残すのもはばかられるほど、それはそれは悲惨な出来でした…
こねあげ不足、過発酵などさまざまな原因が思い当たります。
3日目。
反省点をふまえてしっかりと確実に手順を踏んだつもりなのですが…
なんかこじんまりとしたフランスパンが焼き上がってしまいました。
かろうじて開いた細目のクープ、立体感は皆無、断面は気泡もほぼありませんでした。
パンとしては普通に食べることはできましたが、フランスパンとしては失格です。
そして4日目。
何度当たって砕けてもめげない自分のしぶとさに呆れつつも、前日よりさらに慎重に丁寧に手順を踏みました。
そして、完成したのがこちら。
3日目のものとは違い、躍動感にあふれています。
開きすぎて焼き目までついてしまったクープ、鋭く入ったエッジ、そして断面は気泡がぽこぽこ入っています。
翌朝、サンドイッチにして食べてみました。
香ばしいパリッとした皮に、ふんわり&むっちりとした内部、鼻に抜ける小麦の香り。
ようやく納得のゆくフランスパンが焼けました!
ちなみに今回サンドイッチに使用した具材は、
- 桑高農園さん(吉田町)のレタス
- あおぞらファームさん(吉田町)の紫キャベツ
- カボチャのたねさん(焼津市)の名古屋コーチンの卵
です。
まさに、夢の共演サンド。最高のハーモニーでした。
ステキな地元食材をはさむことができて、フランスパンもきっと幸せだったことでしょう。
パン作りオタクの長話にここまでお付き合いいただき、本当にありがとうございました!