はじめまして、Farmer’s Clip料理担当のこみみです!
大好きな地元野菜のおいしさを引き立てるようなレシピを追い求め、日夜励んでいます。
今回は、そらべじさん(吉田町)の無人販売所でゲットした祝蕾(しゅくらい)というお野菜を味わい尽くしたいと思います。
祝蕾は「子持ち高菜」とも呼ばれ、あのピリッと辛い高菜の一種。
リラックス効果で知られるGABAなど栄養が豊富です。
春を告げる野菜として知られており、いままさに旬を迎えています。
祝蕾の味の特徴は、春野菜らしいほろ苦さとやわらかさ、そしてやさしい甘み。
そらべじさんのお野菜にはパッケージシールが貼ってあり、そこにはおすすめの調理法も書いてあります。
祝蕾の調理法は、
生でサラダに、スライスして炒めたり、天ぷらや和え物、スープやみそ汁にも
とありました。
ということで、まずは天ぷらにしてみました。
ちょうどよい歯ごたえの芽、やわらかくほぐれる葉の食感が天ぷらのサクサクした衣と相性バツグン。
ほんの少しのほろ苦さと、それを上回る芳醇な甘みが一瞬にして口の中に広がり、春の香りを感じます。
岩塩でいただくと最高の一品です。
火が通りやすいところも、天ぷらに向いていますね。
続いては、和風グラタンにしました。
和風だしと鶏ガラだしベースで作ったホワイトソースにみそを効かせて、下茹でした祝蕾と夢咲菜、炒めた鶏ももと白ネギと合わせます。
とろけるチーズとパン粉をかけてオーブンで焼き目がつくまで焼いて完成!
祝蕾のほろ苦さ、やさしい甘みがコクの深いホワイトソースと絶妙にマッチして、旨みたっぷりの一品に仕上がりました。
そして最後は、シンプルに茹でてゴマみそがけにしてみました。
みそとみりん、砂糖、すりゴマとしょうゆひとたらしを煮詰めてゴマみそを作り、かけるだけ。
祝蕾のやさしい甘みが存分に引き立ち、初々しい春の味がしました。箸休めにぴったりの一品です。
初めていただいた祝蕾は、さわやかでやさしくて、ほっとするようなお野菜でした。
一年でいましか味わえない春の味覚、みなさんも味わってみてくださいね。